2012年3月23日金曜日
失敗は隠さず
少し前に、聖書は失敗者の書ということを書きました。
今日は、その続きです。中野雄一郎という牧師は、「聖書力」という本の中でこう記しています。
「多くの人は失敗を隠します。しかし、自分の失敗を笑える人、話せる人は強い。」
問題があるにも関わらず、「ウチに問題なんかはありません」「子どもは大丈夫です」「夫婦の仲はうまくいっています」と言いながら我慢に我慢を重ねて、誰にも言わず、一生懸命隠す。そうこうしているうちに問題はどんどん大きなものとなっていってしまう。限界を超えれば、爆発してしまう。
もっと早くに「うちは大変なんです」と口にできれば良かったのに、と思えることも少なくありません。
なかなか、わたしたちの社会や文化は、そういう問題を打ち明けることにあまり慣れていないようです。受け入れてもらえる自信もありません。うわさも怖い。
その点、教会は自分の問題や、悩みをオープンにできる場所ですし、それを受け入れる準備ができていると思います。
教会に通っている人たちもみんな悩みを抱え、問題を抱えながら生活しているからです。でも、それを打ち明けることができる。そして祈りあい、支えあうことができる。何にもまして、支えてくださる神様がおられることを知っている。これは強い!
おゆみ野で行われた家庭集会でも、食事をしながら信徒の皆さんと今日はそういう話をしていました。教会って本当に素晴らしいところだと思います。
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