2012年3月20日火曜日

失敗者の書


聖書に登場してくる人たちは、とても立派な人だと思われているかも知れません。

でも良く読んでみると、実に多くの失敗者が登場してくるのです。

最初の人間アダム、アブラハム、ヤコブ、モーセ、ダビデ、ソロモン、サムソン、ペトロ・・・。

そういう意味で、キリスト教、あるいは聖書というのは、手ひどい失敗をした人ほど良く理解できるのかも知れません。

実は聖書とは、人はどのようにして失敗するか、そしてその失敗からどのようにして立ち上がるかの書物なのだと知るところから始まるのだと思います。

生きていて失敗なくして生きてきた人はおそらく一人もいないでしょう。ですから、どんな人にも共感できる人物が聖書の中にいると思います。時にはそういう見方で聖書を読んでみてはいかがでしょうか。


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