2012年2月29日水曜日

自分を変えて



雪の中、信徒の方々が祈るためにお越しくださいました。

祈祷会では、ローマ12章2節から学びました。

「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。」

ここでいう「心」とは、感情や、物事のとらえかたの基となっている、根本のようなものです。

心の根本の価値観が変わらないと、わたしたちはあまり変わりばえがしません。

では、わたしたちの心の深いところではどんな価値観があるのでしょうか?
どんな価値観の土台の上に、自分を置いているのでしょうか?

1)「他の人が認めてくれている」、ということに自分の価値を見出しますか?
2)「自分が何をしたか」「何ができるか」ということに価値を見出しますか?
3)「自分の思い通りにことが運ぶこと」に価値を見出しますか?

どれも、わたしたちの心にあるかも知れません。

ところがこれらは、みんな人を土台としますので、とても不安定です。

「心を新たにして、自分をかえていただき」とは、自分の人生(存在価値)の土台を自分や他の人ではなく、神ご自身とすることです。

この手紙を書いたパウロ自身も、律法を行っている自分に価値があると思っていましたが、復活のキリストとの出会いにおいて、神が彼の土台となってくださったことにより、彼の価値観、彼の人生は一変しました。

自分の力や努力によるのではなく、イエス・キリストが彼の心においでになることによって、彼の根本は造り変えられたのです。彼が変えられたことによって、世界に及ぼした影響は測り知れません。

わたしたちの心の根本が変わったら、周りに与える影響はどんなに大きなことでしょう。








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