祈祷会では、18世紀後半に米沢藩主・上杉鷹山が行った藩政改革の出来事から学び、教会のリバイバル(信仰復興)を祈りました。
深刻な財政危機にあり、破産状態であった米沢の国は、まるで火をもたない灰のような状態でした。ところが何気なしに煙草盆の灰をかき回しているうちに、彼は灰の中に小さな火種が残っているのを見つけたのです。
その火種が彼に希望を与えたのです。それは「心から藩を思い、彼についてきた少数の藩士たちがいる。その彼らが火種となって、胸に燃えている火を、次の藩士に移していくなら、必ず大きな改革の火になる」と。
この小さな火種がついに歴史に残る米沢藩の大改革を成功させるに至ったのです。
わたしは、この史実を知ったのはちょうど神学院を卒業して、千葉に派遣される直前でした。小さな火種であったとしても、確かに神の愛の火をわたしの心に点火していただいたのです。
いまだに小さな火種のような者であるかもしれません。けれども、今年、わたしの心にある火を燃え立たせていただけるよう祈ります。そして、千葉シャローム教会の内に愛の火がいよいよ燃え移り、ここに来たならば、神の愛に触れられる! という教会としていただきたいと心から願っています。
「そういうわけで、わたしが手をおいたことによってあなたに与えられている神の賜物を、再び燃えたたせるように勧めます。」(Ⅱテモテ1・6)神は愛なり!
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