2013年3月20日水曜日

旧約と新約

毎年春に京都で聖会が行われ、全国から牧師・先生がたをはじめ、各地の信徒の方々が集まり、礼拝をささげます。


その最後に、それぞれが任地へと派遣されていきます。わたしも再び千葉シャローム教会に任命を受け、遣わされてきました。


今日は、遣わされて最初の祈祷会です。


さて、次の日曜日から、イエス・キリストが十字架にかかられた日を記念する受難週が始まります。


今日は、それに先立ち、旧約聖書にしるされている過越しの祭の意味を学びました。


430年にわたってエジプトで奴隷となっていたイスラエル人が、エジプトを脱出する前に行ったのが過ぎ越しでした。


1歳の小羊を殺し、その血を入り口の鴨居と柱に塗り、羊は火で焼いて残りなく食べる等が命じられています。
神様が命じられたこれらのことを信じて行ったとき、神による裁きは過ぎ越されたのでした。


そして、ついにイスラエル人はエジプトから脱出することができたのです。


実は、この旧約の出来事は、イエス・キリストを象徴していると考えられています。


殺された小羊とは、十字架の上で血を流し死なれたイエス・キリストを象徴しています。
人々が小羊の血によって、神の裁きから逃れ、奴隷となっていたエジプトから逃れたように、イエス・キリストの十字架は、罪の奴隷となっている人間を、罪の世から脱出させるためだったのです。これがイエス・キリストによる救いです。


旧約聖書と新約聖書は、一貫した関わりがあります。このような見方で聖書を読んでいくと、とても立体的になると思います。聖書はとっても奥深いです。






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