月イチのキリスト教入門講座
【十戒シリーズの最終章】
出エジプト記20章17節(口語訳)
「 あなたは隣人の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものをむさぼってはならない。」
他の訳では欲しがるともなっています。自分のものではないもの、自分の所有する権利のないものを欲しがり、望むこと。
これは行為ではなく、心の中で思うことに関する戒めなので、更に難しい内容に思います。でも心に思ったことは、行為にまで発展することはしばしばですから納得です。このむさぼりという罪が原因で、今までどれだけの人が不幸に陥ってしまったことでしょうか。
ヘブライ人への手紙13章5節には、「金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、『わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない』と言われました」とあります。
神様への信頼と神様が自分に与えておられるもので満足できれば、むさぼり、貪欲という罪から開放されることを教えています。
事実、神様は、「わたしは有って在る者」といわれ、ご自分が無の深淵を満たし、真の満足を与えることができるお方だと宣言されました。
このお方で心が満たされたとき、「足りないものは何もない」のです。なんと素晴らしいことではないでしょうか。
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